読書記録『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』1章

概要 自己肯定感つながりで、近い本として繊細な人向けの本を見つけたので、そちらについてまとめる。 1章で診断やら、全体の方向性が分かるので、こちらを参考にしたい。 こちらの本は、HSP(Highly Sensitive Person)、生まれつき刺激に敏感で、周りからの…

自己肯定感に関係する用語の調査

モチベーションの12の理論を元に自己肯定感に関係しそうな理論について調査した。 ここで得た知識を元に本屋にいくと、以前は見つけられなかった以下の本に出会えた。今後は以下の書籍のまとめを作りたい。 自尊感情の心理学: 理解を深める「取扱説明書」 自…

カウンセリングと心理療法の基礎のメモ

臨床心理学の代表的な理論モデル 精神分析療法 乳幼児期の体験から、無意識に抑圧された結果として症状が起きるので、 無意識の抑制の解除と精神葛藤の意識化を目的とする。 分析心理学 意識と無意識のバランスが崩れることが問題。 無意識の深層を意識的に…

読書記録『自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たった一つの方法』

自己肯定感の向上のためについて調べるべく、 自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法 大和出版 を読んだので簡単にまとめる。 こちらの書籍の著者は、精神科の専門医指導医が執筆されているということで、本屋で10…

子供の自己肯定感に影響を与える要因について調べて考えたこと

子供の自己肯定感に影響を与える要因について調査した研究があったため、簡単に紹介する。 今回は、子どもの自己肯定感に及ぼす影響要因に関する実証研究 : 京都子ども調査をもとに An Empirical Study on Influencing Factors of Self-affirmation of the C…

動機づけのためのショートストーリーが胡散臭く感じてしまう理由を説得の心理学から考える

教材や商材などには、その商品の効果を簡単に表すために漫画など、ストーリーを使うことがある。 しかし、そのストーリーに違和感を感じて逆効果になる場合もよくある。 そこで、今回は説得の心理学の観点を使って、なぜ胡散臭く感じてしまうのかを考える。 …

提案から説得までのプロセスを対象者の観点で分類 〜仕事で使う場合を想定して〜

提案から説得までのプロセスに対して、よくアドバイスをしているが、全体像を把握していなかった。そこで今回は、仕事で使う場合を想定して分類する。 前提として、こちらの記事での用語の位置づけ 相談:やることに対して意見を言ってもらうこと 提案:考え…

良かれと思ってやったことが裏目に出ないためのコミュニケーション

人はそれぞれ物事を考えるときに自然に使う枠組みが違うから、良かれと思ってやったことが裏目に出てしまうことがある。 例えば、以下のようなケースで喜ぶどころかモチベーションが下がってしまうなど。 開発プロセスに興味があると言ったから、エクセルで…

安易に「私は向いてない」と思わせないメンターの励まし方のアイデア

向いてないと考えることは、悪いことではない。向いてないことを早く諦めて向いてる事にリソースを導入するのは、効率よく仕事をするために必要だろう。 しかし、物事は初期段階と習熟してからでは必要になる能力や資質が違うから成果を発揮できない、やり方…

現場に行動指針を浸透させるために考えたこと

行動指針を現場で意識させたいと思うことは、ないだろうか。 何かしら仕事で使うことが増えてきたので、こちらで検討してみる。 今回は科学的に裏付けされた網羅的な状態ではなく、知っている知識でうまくいかないと状態を解釈していく。 今回は、「意識させ…

自己肯定感の研究についての調査

自己肯定感に関する調査として簡単に調べた結果をまとめる。 社会心理学では、自己肯定感が低くなる要因分析や、自己肯定感の計測に注力されていた。臨床心理学や精神医学では、自己肯定感の向上のための治療法?が考えられている。 要因については、親との…

責任範囲と感謝に対して考えてみる

自分が開発をして障害が発生していたので修正したことがある。 運良く上司と連絡が取れて、相談しながら対応することができた。 そのとき、自分は上司に対して感謝の気持ちを持ってお礼を言っていたし、上司は自分に対してお礼を言っていた。 ここから、お互…

仕事で新たな挑戦をするときの不確実性について考える。

仕事でこれまでと違う職種に挑戦することがあるが、未経験分野に飛び込むことは入社後のギャップに悩まされることも多い。 そのため、不確実性について、どんなところがギャップになりやすいか自分の これまでの自分経験だと、過去の記事に「プログラミング…

プロフェッショナル仕事の流儀をみて学んだ投資的な思考

アマゾンプライムで配信されているいくつかのプロフェッショナル仕事の流儀の動画をみて、何人かの成功者が投資していることが確認できた。 人により、さまざまな投資の形があるが、細かい考察はせずに紹介していく。 石井 裕 コンピュータ研究者 出過ぎた杭…

学べる漫画について調査した

読者の目的 大きな分類としては、読者の目的が娯楽なのか学びなのか 娯楽目的 娯楽目的では、ゆるキャン△、焼きたて!!ジャぱん、ドラゴン桜、ゴッドハンド輝、などの漫画としての娯楽要素を高めるためにテーマを扱っているものがある。 こちらは、対象読者層…

コーチングのコスト戦略について考えてみる

15分や30分の無料コーチングだけで満足させる人がいる。 それは、でも本当にその人の価値につながっているんだろうか。 受けないよりはいいが、継続して長時間探求することが重要ではないだろうか。 そんな短時間で、その人の本当に大事な価値につながるだろ…

モチベーション理論を現場で活用している例 星野リゾート 星野佳路さん

仕事の流儀に星野リゾートの星野佳路さんが出演して、リゾート再生をした話が紹介されていた。 タイトルは、「”信じる力”が人を動かす」だった。DVDがこちら文字起こしされて、一部追加されている電子書籍がこちら モチベーションを高める工夫をいくつも実施…

論文「事象の想起における抽象化の効果」を読んだメモ

論文福田 健, (1997), 認知科学, 事象の想起における抽象化の効果を読んだので、得られたことをメモとして残す。 日常場面で事象を想起するために効果の高めるためには抽象度を高くしすぎても、低くしすぎても難しくなる。 物事を想起するときは、詳細な物語…

文書理解の認知心理学について調べたのでメモ

文書理解の認知心理学について調べたので簡単にメモを残す。 説明文には、宣言的知識と手続的知識がある。宣言的知識は、概念や知識について説明するもので、「犬は哺乳類である」のように「〜は〜である」形式で記述する。論文や新聞記事で使われる。 手続…

「教材設計マニュアル」の教材作成プロセスとテストについて

技術書典で、本を書くにあたり教材設計マニュアルを読んで学習した。 まなんだことのメモを残す。 インストラクショナル・デザインの第一人者である鈴木克明先生の著書を参考にしています。 教材作成プロセスについて どんな状態から、どんな状態に変化すれ…

不快/不満から考える自分の価値観

不快/不満から考える自分の価値観 問題の構造 仕事において、不満を感じやすい人もいれば、感じづらい人もいるだろう。 しかし、同じ行動をみたり、同じように接されても不満を感じる人と、不満を感じない人がいる。 そこで、何が不満を感じる原因になってい…

仕事やスキルを分解して理解することで仕事のミスマッチを減らす

「求人サイトでスキルを入力してください」といった質問が記載されていた。 こういった場合、人によって粒度が異なることもあるのではないか。 例えば、「プログラミングの研修」と記載した場合、それは一つの仕事の名前であるから、受発注には使いやすいが…

記憶するときに、データ設計していますか?(ポエム)

ポエムと書いているのは、記憶分野の勉強をやってないので、感じたことを書いているという意味です。 「資格試験をとっても使えない」と言われることはないでしょうか。 これがは、記憶の保存方法を試験の問題に最適化してしまうから、発生するのではないか…

何かに対して取り組んでもらうために動機づけする方法論

動機づけは多くの場面で必要になるので、動機付けの方法を考えてみたい。 今回の動機づけの位置付け 今回は教えることにフォーカスしたARCSモデルなどではなく、物事を達成することにフォーカスする。 何かに取り組まないという状態には、いくつかの理論があ…

情動と動機づけについて調べたこと

概要 「モチベーションの12の理論」において、意識的な動機づけより無意識の動機づけの方が日常行動がよく予測できるとの説明があった。 そこで、動機付けと情動の関係や無意識について調査した。 情動と動機づけの違い こちらの資料の一部を加工させていた…

僕が開発プロセスの支援を最適な仕事だと勘違いしていた理由

開発プロセスの支援が最適な仕事だと考えていたのは、少し前の話である。 しかし、最近キャリアの勉強を進めるうちに理解が深まったので紹介したい。 そして、過去にこんな記事を書いた。僕がプログラマーを最適な仕事だと勘違いしていた理由 過去の勘違いし…

モチベーションを上げたいマネージャーがモチベーションを上げられない原因分析

モチベーションを上げたいというマネージャーからは、「仕事に関してあまり能動的では無いので能動的にしたい」といった要望をよく聞く。 彼らは仕事に関してモチベーションが高いにも関わらず、自分よりモチベーションが低い人のモチベーションの上げ方は分…

モチベーションの12の理論 6章 フロー理論まとめ

フロー理論とは フロー理論の位置付け モチベーション研究における情報論的アプローチの1つ チクセントミハイ(Mihaly Cskszentmihalyi)が提唱 内発的に動機づけられた活動に対する主観的経験に着目した人間発達のモデル 自己の没入感覚を伴う楽しい経験を…

新人研修に必要な性善説と枠組みの考え方

新人研修で面白い話を知れたので、それについて考えていきます。 研修で問題発覚 たとえば、 新人研修や教育現場でこんなことはないでしょうか。 想定していた状況と、新人の行動が全然違った。 他人の課題を写して提出している 締め切りまでに課題を終わら…

『モティベーションの12の理論』をの主張や理論4,5章分

4章人と人の関係に関する動機づけ 他者との関わりは学習を阻害する原因として扱われることが多い 他者との関わりは動機づけに肯定的な影響を及ぼしている 他者志向動機づけは、自己決定的でありがながら期待や願いに答えようとする アジアでは欧州に比べて母…