メタ認知の定義と分類からの応用例を考える
メタ認知の定義と分類を学んだので、応用例を考える。
「メタ認知 学習力を支える高次認知機能」を読んで重要なところを抜き出し。
メタ認知手の定義と分類から一部加工。
- メタ認知的知識
- 人についての知識(宣言的)
- 個人内の認知特性についての知識
- 私は、文法は得意だが長文が苦手だ
- 個人間の認知特性についての知識
- AさんはBさんよりも英語が得意だ
- 人間一般の認知特性についての知識
- 目標をもって学習すると身につきやすい
- 個人内の認知特性についての知識
- 課題についての知識(宣言的)
- 方略についての知識(宣言的、手続き的、条件的)
- 宣言的知識
- どんな方略か
- 方略の内容の知識
- 手続き的知識
- その逢着はどう使うのか
- 具体的にどうすればいいのか
- 条件的知識
- 使おうとするときに筆頭
- いつ使うのか
- なぜ使うのか
- どの様な効果があるのか
- 宣言的知識
- 人についての知識(宣言的)
- メタ認知的活動
メタ認知的知識の応用について考える
仕事のやり方を教える場合、何かしらの方略を教えていると言えるだろう。 その場合、参考にするのは、方略に対する知識である。 この方略を理解する場面では、算数に置き換えて理解するのが、誰もが経験があり、シンプルな方略を使うことが多い科目である。
宣言的知識があると、どんな知識なのか知ることができる。手順としては、一番最初に実施するものであろう。例えば、「三角形の面積の公式は、底辺×高さ÷2」 場合によっては、公式が出てきた背景や、公式の導き方を先生が指導するかもしれない。 頭で理解する、納得するといったフェーズであろう。
しかし、これを知っていても、うまく計算できるかはわからないため、問題を解いてみる。 例題をみながら、どのように解いたら良いのかの算段をつけて、練習問題を解く。 新しく学んだ直後に用意されている問題は、その公式を使って解ける問題である。 繰り返し問題を解くことで、計算の一連の流れを身につける。
最後に条件的知識である。これは、どんな場合にその方略を使うのか。 これは、数学の授業では扱う場合と扱わない場合があるだろう。 少し広い範囲のテストであれば、どの公式を使えば良いのか自分で判断しないといけない。 異なる公式を使う問題を混ぜておいて、使う公式を選択させることで条件的知識が身につく。
メタ認知的活動の応用について考える
メタ認知モニタリングでは、アジャイル開発の振り返りのように、一度立ち止まって自分たちの仕事の仕方を考えるということが使われている。学校の授業や研修でやるのであれば、授業の最後に自分の理解度をチェックする小テストなどが当てはまるだろうか。 これも、用意された小テストをやるのも方法の1つだが、自分で理解度チェックをしてみるのもよい。
メタ認知コントロールでは、メタ認知モニタリングで得られた評価をもとに、計画を立てる。 前回のテストが40点しか取れなかったから、今回の授業では、こういったことに気を配りながら活動する、のようになるのだと考える。