美味しんぼから学んだ漫画を使った伝えたいことの伝え方
背景
30年近く前のアニメだが、Amazonプライム・ビデオで視聴できるため美味しんぼを見ていた。 すると、伝えたいことを伝えるというか、洗脳に近く、食に関する自分の行動の変化を感じた。 そこで、気付いたことを残しておく。
結論
- 伝えたいことを簡潔にする(各話、作品どちらも)
- 伝えたいことを絞る(一つ二つ)
- 伝えたいことがストーリーの鍵になるようにする
伝えたいことを簡潔にする、伝えたいことを絞る
出てきた伝えたいことをいくつか列挙する。
- ほうじ茶は飲む前に焙じるのが1番、大量生産を重視したほうじ茶はマズイ
- 干物は鮮度と天日干しが大切、大量生産を重視した干物はマズイ
- 梅干しは塩につけて干す工程が必要、大量生産した梅干しはマズイ
のように、ストーリーごとに伝えたいことを簡潔にしている。
また、複数の話で共通して大量生産ものを批判することで効率重視で味が落ちている製品は良くないことを伝えている。
伝えたいことがストーリーの鍵になるようにする
伝えたい事が「干物は鮮度と天日干しが大切、大量生産を重視した干物はマズイ」の話であれば、猫を使ったストーリーになっている。
猫に食事を取らせたいが、食べてくれない。アジの干物が好物だと聞いて、上げても食べてくれない。 アジの干物と一言で言っても、何か違いがあるんじゃないか、と感じている視聴者に、手作りの干物と、大量生産の干物の製作過程を比較して見させる。
すると、伝えたいことが知りたいという動機付けされた状態を通して、伝えたいことが伝えられる。 これで、さらに伝えたいことは記憶に残りやすくなる。
もちろん、食材の話や伝えたい話の部分以外は、ワンパターンな事もあるがひとつの型になっているようだ。 伝えたいことを伝えることに労力を割いているのであろう。