やりたいことを会社でやるために若いときに気をつけること

概要

大企業において新卒1年目で希望の仕事ができないことはよく聞く。 技術職の場合は、入社までの技術を自分である程度見につけていることもあり、 身に付けた技術を使えないことに理不尽さを感じる。 また、その人事に関しては合理的な理由が無い場合が多かった。 ここで、言われたことに従い続けて不幸に仕事をしている人や、 すぐに辞めてしまって状況を悪くしてしまう人を見受ける。

そこで、そういった場合にとるべき、状況を良くする方法を残しておく。

また、そこから考えられる新卒入社時までの対策も考える。

TL;DL

  • 自分にやりたいことをやらせるメリットを伝える
  • (転職した場合の状況を良くした上で)転職の話をする
  • 信頼貯金をコントロールする
  • 上司の言うことを聞くかどうか判断する

配属先と希望職が違った場合

自分にやりたいことをやらせるメリットを伝える

配属先と希望職が違った場合は、速やかに自分のやりたいことと配属先が異なっていることを伝える。 早く伝えてデメリットは少ない。 また、そのときに、自分にやりたいことをやらせるメリットを伝えると効果的であろう。 自分は、バックエンド開発をやりたかったがアプリ開発に配属になったため、 バックエンドであれば3倍程度の速度で開発できると伝えて試しにバックエンドをさせてもらえた。

少し印象が悪くなる場合もあるが、それでやりたいことに継がるなら、良いのではないだろか。 こちらは、後で紹介する転職の話とは違って、何度でも使えることが大きい。 むしろ、何度も使うことによって、やりたい気持ちが強く感じてもらえる場合もあるので積極的に使いたい。

(転職した場合の状況を良くした上で)転職の話をする

転職をされると会社側としては、採用コストや教育コストが無駄になってしまう。 そのため、転職はできるだけ避けたい。 しかし、転職の話をする上で必要のない人間だと思われると、「そのままお辞め下さい」となる。

そこで、事前に自分の市場価値を上げてから、転職の話をすると良い。 事前に、市場価値を上げることで、転職先も良いところに行きやすくなる。

エンジニアであれば、QiitaやGithub、勉強会、ハッカソンなどで自分のアウトプットを出すことなどがある。

こちらは、状況によってかなり印象が悪くなる。ハイリスクな選択である。 しかし、成功する場合は、メリットを伝えるよりもかなり希望が通りやすくなるであろう。 両方併用することももちろん可能なので、転職の話をするなら、自分にやらせるメリットを伝えることが良い。

信頼貯金をコントロールする

何度も何かのお願いをしていると、その人の信頼貯金が減っていって、 わがままばかり言う人という印象になる。その結果、どうでもいいお願いを聞いてもらって、聞いてほしいお願いを聞いてもらえなくなる。 カスタマーサポートを受ける、掃除をする、人の手伝いをする、Botを作るなど、他の人に貢献をして信頼貯金を増やしておきたい。

上司の言うことを聞くかどうか判断する

「与えられた仕事で結果を出してから考える」などと言う上司も多く見てきた。 これは、専門的なスキルを身に付けないといけない職種では効率が悪い。 また、そこで結果を出すために身に付けたスキルが、異動後に役にたたないことも多い。 そこで、今の仕事で結果を求められた場合には、それ以外の方法と比較して行動を選びたい。

さいごに

自分の周りを見て、新卒入社して、やりたい仕事をできている人は半分以下であろう。 せっかく身に付けた技術を活かせずに、損をしていることも多い。

この記事を見た若手の人が、すこしでもやりたい仕事をできるようになることを望む。