性格診断・能力診断についての調査
概要
自分の性質を知って効果的な学習をするため、パーソナライズサービスを検討するため、 個人の特性には、どんな属性があるのか調査した。 あまり変化のない才能・特徴的な診断と、時期応じて変化していく性格的な診断に分割して 列挙する。
内容
才能的な部分
右脳左脳
右脳と左脳の利用比率によって考え方に差があると言われている。 右脳では、創造性、好奇心、直感を扱い、左脳では、論理、理性、戦略を扱う。 画像の見え方などの認識時の性質と、腕の組み方などの体の動かし方の性質で診断する。 しかし、まだ医学的には根拠があると証明されていない。
参考
聴覚型・視覚型学習
学習時の身に付け方には、聴覚・視覚・身体感覚など、複数の機関から身につける。 そのとき、個人によって、どの感覚から身に付けると効果的かが変わってくる。 性質としては、音声など耳からのインプットが効果的な聴覚型、 リストやアウトラインで理解しやすくなる視覚型、書取りをすることで効果が高い身体感覚型など。 この性質によって身につけるためにする学習方法を変えた方が効果的だ。
参考:
多重知能理論
ハーバード大学の認知科学・教育学の教授であるハワード・ガードナー氏の提唱する理論で、 人によって異なる知能の強みを8つに分類するものである。 「音楽・リズム知能」、「論理・数学的知能」、「視覚・空間的知能」、「言語・語学知能」などから 構成されている。
多重知能理論は、「知能は単一ではなく、複数ある」、「人間は誰しも複数(現在は8つ)の知能を持っている。 長所やプロフィールが個人によって違うように、人によってある知能が強かったり、ある知能が弱かったりする」という考え方。
引用:やりたいことを仕事に結び付けて、価値を創造するために ―ハワード・ガードナーの創造性理論― | future-ed.net
参考:
性格的な部分
16性格診断
16性格診断は、ユングの類型論の指標と、判断的態度、知的態度の4つの指標を用いて人の性格を分類する手法である。 16性格診断の結果で検索すると、性格同士の相性や、性格ごとの適職やキャリアに対するアドバイスがある。
この性格診断は、「ユングの類型論の指標(内向:I‐外向:E,感覚:S-直観:N,思考:T‐感情:F)に、 判断的態度:Jと知覚的態度:Pという独自の指標を加えて4指標16タイプで性格を分類」している
引用:世界で1番利用されていると噂の『16類型性格診断』は怖いくらいに当たります | ガジェット通信
エゴグラム
東京大学医学部心理内科による、心的特徴を5つに分類して、それぞれの特徴がどの程度一致しているか診断するもの。 5つの分類は、「支配性」「寛容性」「論理性」「奔放性」「順応性」に分かれる。 それぞれの特徴の比率がどの程度であったかを元に、29のパターンに分け診断する。
応用
ストレングスファインダー。
ストレングスファインダーは、才能・資質を調査により34種に分類して、Web上で診断できるにしたツールです。 上位5つの資質を確認するだけであれば、書籍を購入することで2000円程度で診断できる。
参考
自分の診断結果
コーチングの4つの分類
コーチング時に使われる人の性格の分類方法である。自己主張の強さと、感情の出やすさの 2軸で4種類に分類して診断する。「コントローラ」「プロモータ」「アナライザ」「サポータ」の 4つに分類する。
応用
まとめ
性格的な特徴に関しては、学習サービスとしてすでに活用されているものもあり、診断結果をもとに学習することが効果的なのではないか。 性格面での診断では、一度特徴を知ることで自分の強みを意識するようになり、強みを活かしやすくなるのではないかと思う。