やりたいことを仕事にするとやりたくなくなる原因の1つを感じた

概要

これまで、「やりたいことを仕事にする」タグを付けながら色々記事を書いてきました。 そして、やりたいことを言語化して記憶して、いつでもやりたいことを流暢に話せるようになってきていました。 しかし、やりたいことを仕事にしていると、いつのまにか少しずつ「やるべきこと」を考えていたり、 報酬が発生することで最初の面白さから離れてしまっていることもあると思います。 心理学的にも裏付けされた、やりたいことがやりたくなくなる現象だと思いました。

そこで、それに対する事象と対策について、残します。

内容

事象

自分の体験だと、「求められること」と「やりたいこと」のバランスをどうしようか相談した際に、 自分の気持ちや、行動するときの源泉を忘れて行動していることに気づかせてもらいました。 一度自分が言語化した「やりたいこと」はロジックになっていて、どんどん上に積み重なっている状態でした。

対策:やり始めたときの気持ちを思い出す

相談したときにも、言われたことですが、 「やりたくなったきっかけは何ですか?」という問に答えることに効果があると思いました。 打算的にやりたくなったことではなく、何か気持ちありきで始めたことは

スタートアップの起業家の方は、ビジョンをピッチのときに毎回発表していますが、 あれが有効ではないかと思います。 チームでも、その気持ちに共感する人に集まって欲しいですね。

対策:セルフ・アンダーマイニングを回避する

アンダーマイニング効果といって、もともと内発的動機があったにも関わらず、 外発的な動機づけをされることで、外発的な動機がなくなったときにやらなくなってくることである。

これは、人を助ければ助けるほど自分の利益になるという状態を避けることが大事かと考えました。 内発的動機があるものから、お金をもらうことを期待することで、アンダーマイニングが発生するので、 自分の活動と自分の報酬(所得)に対して、比例しない社内の仕組みを作るのが良いかと思いました。

メタ認知における方略が使えない状態について調べたこと

概要

自分の作っているワークショップが、メタ認知を促すものが多かった。 メタ認知を意図的に発生させられたほうが、より学習効果が上がるのではないかと考え、 メタ認知: 学習力を支える高次認知機能を精読した。

特に、なぜ人は学んだ手法が使えないかが、4章の2節方略使用に影響する要因にかかれていた。 ここを読んで学んだことを簡単にまとめる。

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やりたいことを仕事にする支援者が気をつける相談者の矛盾への対応

概要

これまで、「やりたいこと」実現するための相談を数多くしてきたし、受けてきた。 しかし、相談者が「やりたいこと」の言語化を間違えてしまっていることで、 相談者と支援者人の対話がうまくいってない現場に何度も遭遇した。

このとき、相談者は「見当ハズレのアドバイスをされる」と、 支援者は「適切なアドバイスをしているのに、理解されない」すれ違いになってしまう。

言語化が正しくできていないことは、相談者の問題であるが、 この改善を相談者に任せていたのでは状況は改善されない。 そこで今回は、支援者の立場から、その原因と対策について議論する。

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社会貢献やボランティアからお金を生む方法

概要

価値のあるスキルを使ってボランティアをすることで社会貢献活動をしている人と話をした。そのときに、とんでもなく多くのビジネスの種を持っていたのに、一切ビジネスとして展開していなかった。 本人は、本業にできるなら本業にしたいが、それでお金をもらうことができると思っておらず、ボランティアとして実施していた。 無料で実施していることがお金を生むことはないと考えては居ないだろうか。

世の中でも多くこういったことは存在するんではないだろうかと思ったため、 社会貢献やボランティアからお金を生む方法について考えたい。

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やりたいことの捉え方を間違える時の対策を考えた

概要

自分の仕事を考えるときに使うツールであるWillCanMustのなかにもあるように、 やりたいことを考えることが重要である。 しかし、Willである「やりたいこと」の設定は難しく、こちらの設定を間違えることで数年遠回りをしてしまうことも少なくない。 そこで、「やりたいこと」設定の対策にについて考える。

本文

見分け方

「やりたいこと」の設定を間違えてしまったときに、どういった状況になるか。 「やりたいこと」をやっているのに、辛い状況が続くことである。 それは、目的ではなく手段を間違えている場合に起こりやすい。 だから、「やりたいこと」に対して、楽しくない、やる気が出ない、続かないと感じたときは「やりたいこと」の設定を見直すことをおすすめする。

なぜ、間違えてしまうのかと対策

・手段と目的が一致していない

・手段しか見えなくなってしまう

・幸せになりづらい目標を設定してしまう

人の成長段階によって目標は異なるはずである。 幸福学的にも、幸せになりやすい状況がすでに提唱されている。 例えば、「財産やお金を目標にしない」など、いくつかがある。 しかし、これを間違えると、幸せになりづらくなってしまう。

この対策としては、自分か身近な人が幸福学を学んでアドバイスしていくことが必要である。

・「やりたいこと」の見直しができてない

・大きな刺激に影響を受ける

何かの講演に参加したり、海外で何かの状況を目撃する、1回の体験で影響をうけるなど、 一般に社会貢献的なことに動機を持つことは少なくない。 しかし、こういった人の中には一過性の「やりたいこと」に対して進路を決めてしまう。

対策としては、一時的な大きな刺激に影響されていないか考える、これまでに「やりたい」と感じたことと系統が近いか、矛盾していないかを考える。

「できること」「得意なこと」を見つけるためにできること

概要


キャリアの理論として一般的に用いられるエドガー・シャインの3つの問いである「やりたいこと」「できること」「もとめられること」のうち、「できること」を改めて考える。 「できること」を改めて考えるというのは、3つの問いから考える解の品質を高くすることでも役立つし、 早くお金になることを見つけることにも近づく。 起業や副業をする上で、会社員としての収入よりも大きいな額を得ることが目標のこともあるだろう。 そういった場面で使えるように「できること」「得意なこと」を考える。

今回は、発散フェーズと収束フェーズに分けて紹介する。

詳細

できることの分類

3つの問いでは、「できること」と一言で説明されているが、「できること」という言葉を分類して考えたほうが効果的だ。 分類は、「資質」「スキル」「知識」に分けられる。

「資質」は、上達速度で、「スキル」と「知識」は、積み上げてきた距離である。 なので、「スキル」と「知識」に関しては、これまでかけてきた時間が影響する。

「資質」に関しては、ストレングス・ファインダーを用いて受験すればある程度わかるのではないか。 ストレングスファインダーを用いなかったとしても、「努力せずに人よりうまくできることは何か」という問いで考えてみることが有効である。人は労力をかけてできるようになったことを美化しがちなので、あえて時間や労力を使わないで人よりもうまくいくことを考えることが良い。

「スキル」と「知識」に関して、スキルは何かしらができる状態、知識は何かしらを知っている状態としている。 スキルは、プログラミング、英語、陶芸のようなもの。知識は、情報工学、英語の文法、陶芸の種類と歴史のようなものである。

発散フェーズ

発散フェーズでは、先程の「資質」「スキル」「知識」について考える。

過去の自分の経験を振りかえることで見つける。 時系列で何歳のころに何をしていたか、を考えてみると思い出しやすい。

また、自分の中では当たり前すぎて気づけない場合もあるので、周りの人にも意見を求めてみると良い。

収束フェーズ

列挙したスキルに関してレベル分けをする。 「スキル」「知識」として挙げたものの中でも価値に違いがあるので、それを分類する。 どれくらいの母数に対してどれくらいの位置にいるか。 例えば、プログラミングがスキルとして上がっていたら、職業としてプログラムを書いている人の中で100人に1人くらいなのか、100万人に1人くらいなのか。陶芸は趣味で作ったことがある人の中で3人に1人くらいなど。

これによって、どれくらいのレベルなのか、他人に伝えることがしやすくなる。

「脱・ビジネスモデル症候群」に参加してから商品ラインナップについてやるべきことを考えた。

概要

先日、和波さんの「脱・ビジネスモデル症候群」のセミナーに参加しました。 そこで、商品ラインナップがどんな状態にあるべきかの説明があった。 「即効性」と「遅効性」の軸と、「独創的」と「一般的」の軸でマトリクス化されていた。 どうすれば、このマトリクスにあった商品ポートフォリオができるのか考えたい。

特に、起業の最初の一歩を踏み出すことに注力して考える。

内容

事例から考えるマトリクスの有効利用方法

紹介されていた事例では、即効性:中と独創的:高のポジションに物語食堂があり、 即効性:高と独創的:低のポジションにケータリングがあった。

他に、一般的に世の中に普及している商品を考えてみても、一般的な商品は即効性になりやすく、 独創的な商品は遅効性になりやすいのではないか。 また、必ずしも独創的なサービスをやったからといって大きなリターンを得ることができるかは分からない。

そのため、こちらのマッピングをすることの最大の価値の1つは、自分が偏った商品ばかり作っていることに気づくことである。

初期段階で考えると、 「即効性」や「一般的」な商品ばかり作っている人は、収入を安定させることはしやすい。 「遅効性」や「独創的」な商品ばかり作っている人は、自分の事業で収入を得ることが遅くなり最初の一歩が踏み出しづらくなる。

初期段階を超えた状況だと、 「即効性」や「一般的」な商品を作り続けている人は、収入が増えることはあっても同じことして大きくなる挑戦ができていないかもしれない。受託開発やお弁当を作り続けている状況である。 「遅効性」や「独創的」な商品を作り続けている人は、

何をすべきか

初期段階に焦点を当てて考える。

初期段階で、「即効性」や「一般的」が無いことは最初の一歩が踏み出せずに、いつまでたっても独立することが難しい。別の収入源があったとしても、その収入源が自分の向いたい方向性と違えば、収入を得ることが「遅効性」や「独創的」な商品が売れることに対して結びつかない。 また、方向性が一致していても、労働者として働いている間は、経営能力を磨くチャンスを失うし、経営者仲間を作るチャンスも減らしてしまう。だから、自分のやりたい方向性とあった「即効性」や「一般的」な商品があることが望ましい。

では、「即効性」や「一般的」な商品とは、どんなものがあるか。 1つは、すでに多くの人がビジネスをやっているものである。 教育系だと塾がそうだろう、IT系だと受託になるだろう。商品といっても、労働力を提供する形は、収入源になりやすい。 また、完全に他の人と同じことをすると、労働力の価値すら低くなってしまう。 そこで、他の人たちよりも、どこかの軸で突出することで安定的に収入を得られるのではないだろうか。

受託だと、納品をしないスタイルや、完全リモートのような差異をだしている会社もある。 塾だと、教えるコンテンツやスタイルを変えるなど。変えすぎると独創的になるので注意。