メタ認知が主体性と熟達に与える影響について調査して考えたログ
メタ認知が学習に大きな影響を持つのは、学習者が主体的に学習に関わるとき(p17)
熟達(p19)
- 型どおりに再現できるようになる定型的熟達と、新しい方法を取り入れられる適応的熟達
- 適応的熟達は、本質的な原理を習得しているから、自分をモニターしプロセスが有効化どうか
- 定型的熟達は、反復練習によって形成される
- 適応的熟達は、適切なレベルで知識を抽象化して知識を蓄えることが必要
- 問題解決のプロセスを常に意識化することが重要することが重要
- あまり考えずに学習したことは修正や改善が困難
- だだ練習を積んでも適応的熟達には達しない
- 問題解決のための知識の利用にも意識化が有効
- どの知識をいつ使えばよいかを常に考え知識の使い方を習得する
- 適応的熟達にメタ認知が非常に重要になる
# 考え 「守破離」の「守」だけができるのが定型的熟達である。 原理を理解しなくても、「守」をするだけならできる。 「破」や「離」に達するためには、原理を理解していないとできない。 なぜ、そうするのか原理の部分を理解する。
逆に言うと、「破」や「離」に達しなくて困っているという場面があるのであれば、原理を理解してもらうことでその一助になるのであろうか。
主体性(p20)
- 主体性を感じるためには、自分の行為が結果に影響を与えるという実感が必要
- 学習において、対象や範囲、進め方、時間配分が委ねられるほど主体性が高まる
- 主体性が高まると自己調整学習が行われる
自己調整過程
- 6つの適応領域(学習動機、学習方法、学習時間、学習結果、学習物理環境、学習社会環境)
- 自己調整の下位過程は、自己観察、自己判断、自己判断
- 自己観察して、時間を浪費していると知ったら、行動を改めるかもしれない
# 考え
研修をする場合には、破綻しない程度に自由度を持たせて行動してもらうのが良いのではないか。 また、自分で決めているという感覚を持ってもらえるようなフィードバックをするのも大切であろう。
よくある自分の活動履歴を記録しておいて、振り返ってというのは自己調整のための準備として良いらしい。コーチングなどで、もし可能であればこれまでの期間でどんなことをしたか、記録してもらうのも良いかもしれない。毎日記録することも、良いフックになりそう。