やりたかった仕事をやって後悔しないために考えたこと

概要

仕事にするために「やってみたい気持ちだけでやりたい(やってみたい)と思っている状態」と「やっている状態でやりたいを思っている状態」ことは全然違う。「やってみたい」気持ちだけでその道を目指して、やってみたら違っていたということも良くある。それを避けるために「やってみたい気持ち」を仕事にする前に「やっている状態」にして、そこから仕事にしたときにギャップを減らすために考えたことを残す。

なぜ良くないか

「やってみたい気持ち」で進路を決めると、なぜ良くないのか。
やったことの無いものに対してやってみたいと思っているのは、体験してみたい程度の憧れてあることが多い。そのため、仕事にするために大量の技術や知識が必要になったり、勉強することになると挫折してしまう。

進路を選ぶ場合、何度も別の学校に入学することが難しい。そのため、進路を選ぶのことを失敗してしまうと、そこから学習して次に活かす人よりも、そのまま挫折して好きな仕事をすることを完全に諦めてしまうこと多い。

消費と生産を混同している

失敗する理由として消費と生産を混同して考えている場合がある。

当たり前だが、生産するのと消費するのは違う。情報系の学科に所属していたので、ゲームをするのが好きだから、ゲームを作る人になるという人達を多く見てきた。ゲームの製作者の方が講演に来てくれたときには熱心に話を聞くかもしれない。しかし、ゲームを作る仕事を目指して情報系の大学に来ても学生時代にゲームをやってもゲームを作ることもない人も多い。「やってみたい気持ち」だけでやらずに卒業していく。

ゲームの製作者だと、気付きづらいのだろうか。中学生くらいになるとの卒業時の進路を聞いても、ケーキを食べるのが好きだから、ケーキ屋さんになりたい、パティシエになりたいって話はあまり聞かない。ケーキを作るのが好きだから、パティシエを目指す。
消費と生産では、かなり性質が違うので分けた方が良い。まわりで、「消費するのが好き」と言っているにもかかわらず、生産する仕事が好きといっている方がいたら生産するのが好きか聞いてみて欲しい。

どうするか

趣味として体験してみる


体験してみて気付くことは非常に大きい。ギャップの場合もあるし、楽しさということもある。特に手軽なものとしては、趣味にしてみても良いのではないか。

ゲームを作ってみたい、ケーキを作ってみたい、ということであれば、仕事にしたり進路を決める前にやってみたらいい。具体的に何をしたらいいかは、Webを探せばだいたい何でもできるのではないかと思う。

また、最近なら、細かい仕事の内容が分からなくても、Twitter、CoffeeMeetingなどで知っている、体験したことのある人に聞いてみることができる。

それをきっかけとして最低でも数ヶ月以上の単位で体験してみても良い。数ヶ月続けることで、目新しさや最初だから楽しいと思えるだけか、本当に楽しいかなども知ることができる。

工夫としては、何かしらフィードバックがもらえる状況を作ると良い。ゲームを作っても誰も使ってくれない、ケーキを作っても誰も食べてくれない、ので興味を無くしてしまうこともあると思う。ゲームなど、ネット上で公開できるものは、公開して仲間と相互にプレイしてみるのでも良いと思う。

職場で体験してみる

やりたいことが仕事として存在するのであれば、職場で体験できるのが一番良い。

バイトとして、やりたいことを仕事として体験してみると、ゲーム開発者はどんな役割りをしているか、開発以外に、どんなことをやっているか、どんなことができて、どんなことができないのか体験することができる。ゲーム開発者として働きたいと思っていたが、ゲームの企画がやりたかったなど、
ギャップに気付くことができる。

最近は、インターンシップが増えてきたいので、就職してみたい会社にインターンシップとして参加させてもらいやすい状況ではないだろうか。

バイト、インターンシップ共に、その業種の1企業でしかないはずなので、そこから繋りを作って回りの同業他社で働いている人と情報交換をすると、一気に効果が高まる。なぜなら、その一社のみの良いところや、悪いところをその業種の一般的なものと区別できないためである。

まとめ

やったこと無いが、やってみたいと思ったことは、やると思っていたことと違うことがある。それを回避するために、趣味として体験する、職場で体験するとギャップを埋めることができる。得た情報は周りの人とシェアして一社だけの情報なのか、業界の特徴なのか判断する。