飲食店における事業が順調な店とそうでない店の経営について考えたこと。

事業がうまくいってない飲食自営業のお店を、チェーン展開するような名店から救済する企画をしったので、そこから学んだことを残す。

事業がうまくいかない人の殆どは、飲食店での労働経験もなく店舗を出して赤字を大きくしているようである。 多くが、自分でこだわりを持たずに素人料理をつくって提供する。そのため、食事は美味しいものではなく客足は遠のくようである。 店主と、趣味で作っている人とどちらが美味しいか調査していたケースもあったが、多くは店主の料理が美味しくない結果であった。

気になったのは、共通してみなさん手を抜く癖がついていることである。 手順を正確にしないため、毎回違うものができる傾向の人が多い。 そのため、教えられても、「何回教えたらわかるんだよ!」というセリフがお約束のように出てくる。

教えている達人は、多くのチェーンを展開してる人が多かった。 とはいえ、教えるプロセスはあまり整備されておらず、熱血指導、感情的に指導しているケースが多い。

教える人も教えられる人も、どちらもプロセスの改善を行わないため、 作業レベルのことでも同じところで何度もミスをして怒られるという流れが何度も行われていた。

また、何度言っても怠け癖が抜けない、やる気が出ない、のような認識も多かった。何度か、自衛隊や寺で修行するなどもあった。

また、達人から求められるものとして、共通に感じたのはやる気を見せるということ。教えられたことを何度も実施する過程を見せることが必要なようである。 評価が高かった店主は、自主的に練習をしていた人、逆に低かった人は指導の通りに行動しなかったり、自主的な行動をしていなかった。 量をこなすことで、多くの場合は誠意ややる気を伝えていたように思う。