意思決定に時間をかけられないとき対策

概要

自分はアドリブが苦手である。なぜなら、時間をかけてゆっくり考えることで良い結果を出したいが、選択において時間をかけられない場合もある。 自分の場合は、コーチング、ファシリテーションなど、ゆっくり考えて次の行動を決められない場が苦手である。 今回は意思決定の理論を人生が輝く選択力 - 意思決定入門で学んで、本番に弱い自分がよりよい選択をできるようにする方法を考える。

結論

結論としては、何が起こったらどんな対応をするかを事前に決めるようにする。

もう少し具体的にいうと、本番の意思決定でどんなことを考える必要に迫られるか、 迫られた場合は何を失敗しやすいか考えて対策を練る。

経緯

本の中で述べられているのは、事前に発生した事象から行動が自動的に決まる方法を用意しておけば良いことがわかる。 ゴルフにおいてバンカーから脱出するときに、前に打って失敗するリスクが高いかどうかを判断して高ければ後ろに出すのも検討する例が載っていた。 普通に考えると、前に打つことでバンカーから脱出すると同時にゴールに近くすることを目指すが、後ろに打つことでバンカーから回避できるか検討する。

自分は、短時間で意思決定をしないといけないコーチング、ファシリテーション、卓球などの場が非常に苦手である。 考える時間をゆっくり取りたいのに、状況に応じて対応しないといけない。

といっても、意思決定の時間を短くするということにおいては、将棋にも関係する。 考える時間があるように感じる将棋においても、事前に考える時間を増やすことによって対局中に使用する時間を減らしている。 例えば、こう言った展開になった場合は、こうした方が良いといったものは、10手先まで考えないといい決断が下せないとして、その場において毎回考えていると時間が足りない。そのため、事前に自分の戦法からの展開を考慮しておく。

また、人間の傾向として失敗しやすい思考のパターン(残りの失敗許容量が減ると、極端に安全志向になってリスクを取らなくなる)例えば、退職してから就職活動をすると残高が迫って来て次の会社を選ぶ時間を急いでしまうなど。 卓球においても、点数が負けていると安全なところにサーブを打つことに注力してしまったり、相手の弱点を探索することをやめてしまうかもしれない。 こういった、反射的に良くない考え方をしてしまう場合においては、そうならないように確認することができるのではないか。