人事評価における偏りの原因について考える
概要
自分の身の周りで評価に対する偏りが気になった。 同じ仕事をしていても、評価者が変わることで大きく結果が変わるからである。 今回は、その評価者が変わることで評価が異なる原因について、考えたことを残す。
- 自分の行動を正当化する
- ビジネス価値に気づけない
内容
自分の行動を正当化する
過去の自分の努力を正当化するために、バイアスがかかる。 評価者が管理職であれば、特にバイアスがかかるのではないか。 管理職になったということは、過去に自分がやったことが大きく評価されていると認識している。 そのため、自分の行動や価値観の部分が評価軸として正しいものだと考える。 特に、何かに対して努力をしていると感じている人は、自分の努力が無駄ではなかったと考えるためにも、 評価軸として自分の行動を取り入れやすい。
その結果、自分と異なる性質の人を評価しづらくなる。
ビジネス価値に気づけない
組織で行動するとき、評価の含まれていることが多いのがビジネス価値である。 これに関しては経営の知識があれば、行動や結果が何のビジネス価値につながるか考えやすい。 しかし、多くの管理職が経営の知識がないままであるため、メンバーの行動がどうビジネス価値につながるかわからず、 評価の観点が広がらない。
その結果、自分の軸で貢献を考えて評価することになる。
今後
多様性を認められていないから発生していることだと考え、多様性を理解するために必要なフレーミングを考えたい。