WillCanMustのやりたいことを分解する

概要

WillCanMustにおいて、「Will」は「やりたいこと」として表現されている。 「やりたいこと」は人によって捉え方が違うため、自己分析をするときもコーチングするときも 考える軸が不足している。 そこで、動機づけの理論によって「やりたいこと」を分解することによって「何故やりたいのか」、 「どんなやりたいことに気づいてないか」を知るためのメモを残す。

動機づけの理論

動機づけの基本的な要素

  • 自己決定感
  • 有能感
  • 他者受容

これらを使うことで、なぜ自分がやりたいと感じているのかを分割することができる。 逆に言うと、これらを強く感じてやりたいと感じているのであれば、同様の状況を作ることで 「やりたいこと」を増やすことができる。

自律性の程度

動機づけの理論から、外発的動機は自律性の程度に合わせて4つ(外的、取り入れてき、同一化的、統合的)に分類されている。

  • 無動機づけ(無気力)

    • 学習したいと思わない
  • 外的調整

    • お母さんに言われるから
    • やらないと怒られるから
  • 取り入れ的調整

    • やらなければならないから
    • 恥をかきたくないから
  • 同一化的調整

    • 自分にとって重要だから
    • 将来のために必要だから
  • 統合的調整

    • やりたいと思うから
    • 学ぶことが自分の価値観の一致しているから
  • 内発的動機づけ

    • 楽しい
    • 興味がある

こちらで言えば、おそらく同一化的調整、統合的調整、内発的において該当するときに、 「やりたい」と感じるのではないか。 同一化的は、将来のことを考えての行動ではないかと考えられる。 内発的と、統合の方はそれ自体をすることの楽しさが高そうである。

これらは、どれか1つエリアに属するのではなく、それぞれが満されていることもありえる。 と考えて自分は、どの動機がどのくらいあるか考えると、整理しやすくなる。 もちろん、自律的な度合いが高いものが多い方が「やりたい」が継続しやすいのではないか。

フロー理論

すこし語弊がある説明かもしれないが、難易度と自分の能力が一致していると、より楽しく感じる。 このやってみたら上手くいった、上手くいかないを繰替えせていたから楽しかったということも考えられる。 スポーツやプログラミングなど、フィードバックが早く返ってくるものはそうなりやすいのではないか。