自分の人生にオーナーシップを持とう(自分の目標と組織(顧客)の要望を一致させる)

概要

自分の回りの人の多くの人に、自分の人生に責任や主体性を持っていないように感じることが多かった。 会社から言われたことをやり、上司に求める人材像になろうとする。 これをすると、自分の目標と会社の目標の擦り合せをする手間は省けるし、何も考えなくても言われた通りに動くだけでよくなる。 しかし、これを続けてると、自分の人生を自分でコントロールできなくなってしまうことが問題だと考えている。

今まで、キャリアを考える記事をいくつか書いてきたが、 自分の場合はこの考え方が根本にあった上での小さな改善を書いていたことに知人からの指摘を受けて気付いた。 そのため、今回はいまさらになるが、自分で目標を持つことについてメモを残す。

TL;DL

  • 自分の人生にオーナーシップを持たないと思いもよらないできごとが起こりやすくなる
  • オーナーシップを持たない方が選択肢が広くなり、選択肢を選んでもらえるので楽である
  • 自分の目標と会社(顧客)の利益を両立できるように仕事をしていく
  • 自分の価値観に合った目標を持ち定期的にアップデートする

オーナーシップとは

「オーナーシップ」とは、個人と組織、個人と仕事との関係を示す概念で、担当する仕事を“自分自身の課題”と主体的に捉え、強い情熱と責任感を持って取り組む姿勢のこと。 与えられた職務やミッションに対する自発性、経営に対する当事者意識、参画意識などがオーナーシップを形成する要素です。

「オーナーシップ」とは? - 『日本の人事部』

オーナーシップとは、担当する仕事を"自分自信の課題"と主体的に捉えることのようである。 自分の人生なのだから、"自分自信の課題"なのだが、今の社会では主体的に捉えなくとも、楽に生きることができる。

何が問題か

会社からすると都合が良く扱いやすいが、自分の市場価値が下ってしまっても、誰も責任をとってくれない。 状況によっては、スキルが積み上がらなかったり、自分が楽しく働くことに近づかない経験を得ることもある。 こうなってくると、自分で状況を良くすることが難しくなってくる。

その上、自分の目標を持っていない人は、仕事の擦り合せをする必要がないのでありがたがる組織も多く、 何より考えることが減るので圧倒的に楽であるので、問題に気付きづらい。

原因

なぜ、この状況に陥いっているのか。 大きな原因は、目標を持っていない方が楽に生きられるからではないか。

自分で目標を持っていると、進学・就職時に「自分の目標に近づく可能性の高いところ」といった条件で絞込みをすることになる。 その結果、選択肢が少なくなって、進学・就職する難易度も高くなるし、もし入れなかったときにショックを受けるであろう。 目標を考えてすらいなかったら、とくに精神的にショックを受けることもなくなる。

また、学生時代のことを考えると、一部の強い意思を持って生きてきた人以外は、 進路において偏差値やスポーツに応じて進路が自動的に決まることが多く意思決定をする機会が少なかったのではないか。 今までに、大きな決断は意思決定せずとも不便なく生きてこられたことも要因の1つだと思う。

解決策

では、どうするか

自分の目標を持ち、その目標と会社(顧客)の利益(金銭に限らない)を同時に満せるように、協力しながら良い方向に進めるようにする。

そのためには、常に自分の目標を持って、アップデートし続ける。 自分で自分の価値観に合うように目標と中間目標を考えて、定期的にふりかえる。 そして、目標と手段の更新が必要なら更新を行なう。 自分の価値観に合う目標の立てるには、自己分析が効果的だが方法を書くと長くなるので、今回は割愛する。

定期的に、自分の目標や中間目標、手段が今決めているもので問題ないかの検証も行なう。 勉強することを決めた資格を取ったら本当に目標に近づくのかどうか、など。

上級編としては、こちらの記事の観点で考えるとより難しい目標についても達成しやすくなる。今後詳細な記事を書く予定。 自分の目標に対して使うリソース(時間やお金)を使うのであれば、考えてもよいであろう。

私も、自分の目標に関しては、軸を持ちながら周辺をブレながら半年以上更新を続けている。 半年、1年単位で考えるものと割きって、定期的に考える時間をつくるようにする。