ゲームマーケットの学び

ゲームマーケットに参加したら、ゲーム設計について、学びが多かったのでメモを残す。

ゲームの特徴

ゲーム上での能力

現実世界の能力がゲームに反映されるものと、反映されないものがある。 前者は、熟達に応じてゲームに強くなっていく。

ゲームとしての楽しさは、後者の方が高そうだが、うまく設計しないと同じ人が毎回活用になってしまう。

熟達目標の設計

何回ゲームをやるのか。1、2回目やって学びを得られたらそれで良いのか、 同じ人がゲームを体験しながら、どんどん学んでいけるのか。

キーメッセージや学びの伝え方

ゲームをやりながら、キーメッセージや学びをつたえるのか、気づくようにするのか。

前者は、押し付けっぽい印象になりやすいが、後者は気づきを得ずらくなるし情報量も多くすることが難しい。

気づきのタイミング

ゲームを現実に合わせて考えるときに、ゲームからの学びを現実だとこういうことだよね。

ゲームが終わった後に出た発言に対してファシリテーターが声をかけることで、現実に照らし合わせて気づく(じゃあ、相手は普段あなたに対してそう考えているのかもしれないね)のか。

ゲームを攻略するために考えることが、現実でも活かせるのか。こちらにするのは、リアルさを高める必要があって、作るのが大変だろう。

疑問

また、人生ゲームを何度もやってたら、人生の攻略法はイメージがつきそうなものだが、その通りに現実では行動しない人が多い。何故だろう。自分への期待の少なさ?

人生ゲームと、リアルな人生の違いって何か、プレイヤーに聞いてみても良いかも。「現実はこんなにうまくいかないよね」ってポイントを知りたい。

制作過程をメタに考えた学び

ゲームを作る人と、ドメイン知識を持っている人が分けない方がいい。分けるならせめて、相手のドメインを勉強した方がいい。そうしないと、相手の持っているバリューがこぼれ落ちてしまう。

多能工が必要だというスクラム的発想の意味がわかる。

営業と開発が分かれると、営業のしやすさと、開発のしやすさのちょうど良いバランス点を逃しやすくなる。

また、臨床しながら認知過程を確認して改善していかないと、既存の知識と新しい知識のつながりへの工夫がしづらいのではないか。