教えられる人の心構えと良い先生の選び方

教えられる人の心構えと良い先生の選び方

前提

前提として対象は、ある程度のコストをかけることで、より良い選択をするために必要なこととします。キャリアだったり、多くの時間を消費する趣味など。というのも、この方法自体がコストのかかる方法だからです。

結論

結論として、教わり方は、先生からはこうやればうまくいくって完璧なアドバイスは貰えないものと心得て自分で結論を出す。 先生は、原理や観点を教えてくれ、行動を指定しない(最初期は除く)、一緒に最適解を考えてくれる人が望ましい。

経緯

教わり方

先生から何をやれば良いか完璧なアドバイスは貰えない。 なぜなら、人によって最適な行動は異なるから。先生から不要だといわれる方法も、モチベーションの維持のために必要な事もあるなど。

先生が正解を教えるには、最適な手段不足なのと、生徒の情報不足によってなおさら良い選択ができない。

自分の考える最適な選択は、相手の性格、得意不得意、などなど、その辺の情報が必要になるのだが、それを自分より知っている人は存在しない。

なので、特に「これをやるといいよ」って短い時間の関わりで言って来る人はアテにならないことも多い。

では、先生が教えられるのは何か。 「これをやると良くないよ」って事である。先生は何をすると良くないか、何が不足すると良くないかについては言及できるし、当たっている事も多い。 とはいえ、間違えたことを言う人も居るし、原理ではなく手段しか教えられない人も存在する。なので異なる意見を聞いたら自分で考えて結論を出すこと。もちろん、なぜ良くないのか聞くと効果的だ。だが、相手が理由について答えられない事もあるのでその場合は自分で考えるしかない。相手の提供してくれる手段から原理を予測することになる。

良い先生の選び方

先生は、行動を指定せず、原理や観点を教えてくれ、一緒に最適解を考えてくれる人が望ましいと説明した。

行動を指定せずというのは、教わる側に自由に考える余地を残すために必要になる。

原理や観点を教えてくれるというのは、素人だとその分野について考えるための材料が足りない。知らないものは探せないので、必要になる原理や観点を伝えてもらい、自分で考える。

一緒に最適解を考えてくれるというのは、人それぞれのコンテキストによって異なる手段を見つけるために必要になる。教える人と考え方が合わなかった時に、アドバイス聞いても、無視して試してみても上手くいかない時に両者の知見を使って新しい方法を探す必要がある。1人で試していると、誰しも局所最適しがちである。

追加として、さらに質の高い教える人が出来ることは、教わる側が手段を変えるための観点を知っている人である。 モチベーション維持のために短期的な結果が必要になるとか、不確実性が低い方が良いなど。 そのため、最適な手段を選択するために 意思決定に必要な情報は引き出せる人が望ましい。

補足として。

ティーチングとコーチングを学んだ人は、コーチングメインにすることも多いが、気づきだけでは足りない材料は教えてもらうようにお願いしたい。