「できること」「得意なこと」を見つけるためにできること

概要


キャリアの理論として一般的に用いられるエドガー・シャインの3つの問いである「やりたいこと」「できること」「もとめられること」のうち、「できること」を改めて考える。 「できること」を改めて考えるというのは、3つの問いから考える解の品質を高くすることでも役立つし、 早くお金になることを見つけることにも近づく。 起業や副業をする上で、会社員としての収入よりも大きいな額を得ることが目標のこともあるだろう。 そういった場面で使えるように「できること」「得意なこと」を考える。

今回は、発散フェーズと収束フェーズに分けて紹介する。

詳細

できることの分類

3つの問いでは、「できること」と一言で説明されているが、「できること」という言葉を分類して考えたほうが効果的だ。 分類は、「資質」「スキル」「知識」に分けられる。

「資質」は、上達速度で、「スキル」と「知識」は、積み上げてきた距離である。 なので、「スキル」と「知識」に関しては、これまでかけてきた時間が影響する。

「資質」に関しては、ストレングス・ファインダーを用いて受験すればある程度わかるのではないか。 ストレングスファインダーを用いなかったとしても、「努力せずに人よりうまくできることは何か」という問いで考えてみることが有効である。人は労力をかけてできるようになったことを美化しがちなので、あえて時間や労力を使わないで人よりもうまくいくことを考えることが良い。

「スキル」と「知識」に関して、スキルは何かしらができる状態、知識は何かしらを知っている状態としている。 スキルは、プログラミング、英語、陶芸のようなもの。知識は、情報工学、英語の文法、陶芸の種類と歴史のようなものである。

発散フェーズ

発散フェーズでは、先程の「資質」「スキル」「知識」について考える。

過去の自分の経験を振りかえることで見つける。 時系列で何歳のころに何をしていたか、を考えてみると思い出しやすい。

また、自分の中では当たり前すぎて気づけない場合もあるので、周りの人にも意見を求めてみると良い。

収束フェーズ

列挙したスキルに関してレベル分けをする。 「スキル」「知識」として挙げたものの中でも価値に違いがあるので、それを分類する。 どれくらいの母数に対してどれくらいの位置にいるか。 例えば、プログラミングがスキルとして上がっていたら、職業としてプログラムを書いている人の中で100人に1人くらいなのか、100万人に1人くらいなのか。陶芸は趣味で作ったことがある人の中で3人に1人くらいなど。

これによって、どれくらいのレベルなのか、他人に伝えることがしやすくなる。