問題を解決する対話のときに良くきく質問を列挙してみる
概要
コーチング仲間とコーチングのレビューをお互いに行なっていたら、やり方がかなり違うことに気付いた。 自分は、クライアントが目標を設定しているところからが、得意であった。 そのため、自分が無意識に聴いていたことを列挙してみる。
方針
対話の方針としては、クライアントが目標を達成するために考えたことすらないことで、 コストが大きいところや、リスクの高いところに気付いてもらう
対話の内容
- 目的に対して、効果的であろう手段はどれ?
- 本当にそれであってる?
- その選択肢は、どのくらい正しそう?
- どうやったら、正しさが検証できる?
- どうやったら、もっと早く検証できそう?
- どこを調べたら、関連する情報がありそう?
- だれか、知ってそうな人は回りにいる?
- 知ってそうな人を紹介してくれそうな人はいる?
- 他にやり方は無いの?
- これが前提になっているけど、これって無いとダメなもの?
- その目標って、どんな構成要素?
- 他には代替手段は無いの?
- これを重視するってことは、こっちは捨ててもいいの?
- 他の方法はないの?
- 何が目的でそれを選んでいるの?
考察
三宅先生の教育心理学概論によると、対話をしながらの理解のステップとして以下のように紹介している。 自分の場合は、意図的に疑問視をして何度も投げかけることで、クライアントに気付いてもらえるように促していることが分かった。
理解の過程については,一種の社会的理解のモデルとして,「分からない」状態から「分かる」状態に移る間に参加者ひとりひとりが次の5つのステップを踏むと想定した。 1 ある事物や物事が果たしている機能の1つを「同定」する 2 同定した機能について,その仕組みを「疑問視」する 3 仕組みをより詳しいレベルでの機能のつながりとして「探索」する 4 説明の候補になる機能のつながりを「提案」する 5 提案した説明が十分正しいかどうか「確認」する 教育心理学概論 p90
今回は列挙しているだけなので、もうすこし分類する予定である。
感想と今後
以前まとめた、問題を問題でなくす問題解消プロセスとは違う方向の対話であるが、違う場面で使うことで効果を発揮しそうである。 クライアントの自己分析
今後は、自分のコーチングを分析するだけではなく他の人のコーチングも分析したりモデル化することで汎用的に扱えるようにしたい。