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本間直人の研究会に参加してファシリテーター目線で学びをまとめてみました

この記事は、ファシリテーター Advent Calendar 2016の11日目です。 今まで、2,3年くらいアドベントカレンダーは技術系の内容で毎年書いていましたが、 今回始めて技術系のアドベントカレンダーを書かず、ファシリテーターアドベントカレンダーに参加させていただきました。

概要

ファシリテーターズインタビュー、ガオリュウさんのグラフィックファシリテーションのお絵かき帳公開イベントなど、 ファシリテーション系のイベントに参加されていた、国際ファシリテーション協会の理事である本間直人さんが勉強会を開催していたので参加してきました。 自分も何度もワークショップを開催していたこともあり、学ぶことが多かったので、ファシリテーター目線で見て気づいたことを残します。

全体の流れ

勉強会は、3つのパートから構成されていました。

リーダーシップ講座 90分 器のWS 100分 先見力の磨き方WS 100分

リーダーシップ講座は、講義形式がメインで何度かワークショップを含めながらリーダーシップとは何かについて説明。 器のワークショップは、器が大きいとはどういうことか、それぞれの考える事をチームでの共有と、リフレーミングの練習 先見性の磨き方に関しては、同じ言葉でも人によって感じ方が違うとのことで、車のパーツ(ハンドル、タイヤ)は自分にとっては何か、全員の目的を達成する旅行計画作り。

リーダーシップ講座

本間さんが、過去に防衛大学校をでてすぐに自衛隊の若手幹部になった時の話を交えながら、 自分より実戦経験のある人のリーダーになるためには、どんなことを考えないといけないか、 同接すると良いかなどの話がありました。

グループで自分たちの思うリーダーについて話し合う

先頭から引っ張ってくれるようなカリスマ性のある人、サーヴァントリーダーとして支えてくれる人。 年代によって理想のリーダー像が違ったりしますよねって話になりました。

さっきのグループワークでリーダだと思った人とその理由

最初に、話し始める空気を作ってくれる人、他の人の意見をまとめてくれる人、他の人の意見を拾ってくれる人って話がありました。

気づいたこと

3つの講座それぞれにおいて、グループ変更があった。 あとで考えてみると、すべての講座において最初に交流重視だけどただの自己紹介ではなくテーマに対して考えていることなどを話す場があり、 本題について深く話す場があるといった構成だった。

リーダーシップ講座では、何かしら本間さんが良いと思うリーダーについて話をした後は、自分たちの経験の中ではどうかをグループで話をさせる。自分から発言することで教育心理学概論で出てくる話のLv1とLv3を繋ぐことと、それぞれの人が自分の経験を話すことで建設的相互作用を起こさせるようになっている。 教育心理学ファシリテーター(勝手に命名)の自分が、目指している講義は、ジグソー法をそのままやることではなくて、この形式の講義をすることではないかと感じた。今後、ワークで取り入れてみたい。 後ろ向きではないが、先生が話している内容を聞いていたが、押しつけのように感じなかったのも1つのポイントではないだろうか。かなり正解を意識したようになっていた気がしたが、グループの誰からもワークのやらされ感は感じなかった。ココに関しては、再度考える必要がある。

器のWSでは、グループで考えてもらった後に、全員に1つずつ自分の考える器の大きい人について話を聞いた。1つの要素(奢ってくれる人)などを聞くごとに、自分の過去の経験の中から、奢ってくれて器の大きかった人の話をする、というように全員の話をうまく拾って全体の場に共有していた。 20人以上いたので、20回以上それを繰り返していた。全てに対してエピソードを話していたのですごいと思い、スタッフの岡崎さんとその話をした所、種を教えてもらえた。何度も同じ内容でワークをやっていると、参加者の回答は段々収束してくるので、回数を熟すと楽になっていくとのことであった。また、すぐに思いつかない場合には、2つの手段があり、1つは、「その心は?」と発言者に聞き返して意図を聞いて見る場合、もう1つは、場に対して「みなさん、どう思いますか?」といった風に聞くものであった。言われてみれば、当日もやっていた。

イベント全体を通して、イベントは参加者の反応やワークの取り組み方をみて適宜変更されている印象を受けた。 自分がわからなそうな顔をしたときは、噛み砕いて説明してくれた上で、自分の方に分かっているか?問いかけるように聞いてくれた。 20人以上の参加者のいる講義形式にもかかわらず、何かを伝える場合に、ここまでインタラクティブに様子を見て変更する講師を見たことがなかったので、興味深かった。何度も何度もいろんな人に対して説明してきたことが、形になっているのであろう。

最後に、スタッフの岡崎さんにも言われたことだが、本間さんのファシリテーションが正解なのではなく、 1つの形として受け取って自分のファシリテーションを作っていきましょうとのことだった。 他の参加者の方は、懇親会で本間さんから同じことを言われたようである。 ここがファシリテーションを難しくしている1つではないか。 ファシリテーションは、マニュアル通りの思考停止では上達しないと感じたので、自分が使うとしたらと、常に考えて見ていきたい。