自分/部下の価値観を見つけ/再確認して自分の価値観を満たす方向に進むことを考えた

概要

価値観を良く知ることで、価値観を満すための費用対効果を上げることができ、幸せに近づけるのではないだろうか。 そう考えて、給与、昇進、承認の観点から、自分の価値観を知ることができる本の紹介をする。 自分は、この本を読む前までは、自分が昇給・昇進よりも、仕事の役割を自分がやりたいもの(自由に動けるもの)に してもらえるように、交渉していた。

また、周りの仕事をがんばっている人達と話をすると、 もっぱら昇給・昇進の話をしていて、自分だけ違う方向に進もとうとしている状態であった。 しかし、この本を読むことで自分が「自律・独立」を重視するタイプであり、 自由に動けるものを勝ち取るために交渉していたことが、自分の価値観に合ったものであることが分かった。

この本(キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう)を知ることで、今後も安心して自分の価値観を満たせるように報酬を選んでいける、自分の価値観を知ることができるようになると思ったので紹介する。

例えば、周りの一般的な価値観に影響を受けて昇給・昇格を目指すのではなく、仕事でやり方を自由にしてくれる方が好きなタイプもあるし、 困難に挑戦することが大事なタイプもあるし、安全安心に予測のしやすい将来を目指すタイプもある。

キャリア・アンカーとは

キャリア・アンカーとは、組織心理学者エドガー・シャインが提唱したキャリアの価値観の概念。 キャリア選択の上で、最も大切な価値観や欲求。周囲が変化しても変らないこと。

アンカーは8つに分類される。

シャインは主なキャリア・アンカーを「管理能力」「技術的・機能的能力」「安全性」「創造性」「自律と独立」「奉仕・社会献身」「純粋な挑戦」「ワーク・ライフバランス」の8つに分類した。 管理能力 - 組織の中で責任ある役割を担うこと(を望むこと)。 技術的・機能的能力 - 自分の専門性や技術が高まること(を望むこと)。 安全性 - 安定的に1つの組織に属すること(を望むこと)。 創造性 - クリエイティブに新しいことを生み出すこと(を望むこと)。 自律と独立 - 自分で独立すること(を望むこと)。 奉仕・社会献身 - 社会を良くしたり他人に奉仕したりすること(を望むこと)。 純粋な挑戦 - 解決困難な問題に挑戦すること(を望むこと)。 ワーク・ライフバランス - 個人的な欲求と、家族と、仕事とのバランス調整をすること(を望むこと)。

キャリア・アンカー - Wikipedia

自分がどうだったか

自分は、「自律と独立」に該当していた。自律と独立は、自分のペースを守って仕事をすることを大切にしていて、 教育・コンサルタント・研究職が合っているそうである。 仕事に関しては、昇給よりも目標に対して自由に手段を選べる仕事ができるように交渉していて、 今後は、コンサルタントを経て、教育に携わりたいと考えていたので、その通りであった。

自分の価値観に忠実に行動をしていたら、向いていると書かれている通りの行動をしていた。

ぜひ、他の方も受けて活かしてほしい。

どうしたらいいか

キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しようを購入して質問に答える。
こちらの本には、診断と質問集がある。 40個の質問に点数を付けることで、自分の分類を知ることができる。 さらに、パートナーといっしょにインタビューに答えることで、より自分の価値観を知ることができる。

参考