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情熱を持って取り組むためのビジョン駆動リーンスタートアップ

リーンスタートアップ ランニングリーン ビジョン

概要

私は、ランニングリーンに従って進めれば正しいスタートアップができると思っていました。しかし、やってみるとランニングリーンに書かれていない事はかなり多く情熱を持てないものを作り失敗しました。なので、同じ失敗をして何ヶ月も無駄にする人が減るように、気づいたことを残しておきます。

この記事では、ランニングリーンを実践する前のスタートアップを始める前や、ランニングリーンに準じてやってみたが、なぜやっているのかを説明できない人を対象として、 ランニングリーンを読む前に必要なフェーズであるビジョン策定と、ビジョンをリーンキャンバスに繋げられるようになることを目標にしています。

内容

どう失敗したか

最初に、どういった流れで失敗したかの説明を。 いざ実践してみると、ランニングリーンは、前提として「ビジネスはなんでもいい」か、「すでにビジョンから進めている人」向きの本であったし、自分達には素晴しいソリューションのアイデアがあると思っている人が、自分のアイデアを低コストで市場に合わせていく本だと さらに言うと、ランニングリーンや、リーン顧客開発に書かれているような素晴しい方法を使えば、自分や身近な人達の持っていない課題に関してもビジネスができると思います。

それゆえ、ランニングリーンに書かれていない部分について進め方が分からず、「ビジネスになりそう」と市場中心な考え方で進めた結果、 情熱を持って進められることとは、違うことをやって数ヶ月を無駄にしました。

ビジョン駆動スタートアップ

私が情熱を持って取り組むために必要だと考えたビジョン駆動スタートアップのフローについて説明します。 ビジョン駆動スタートアップは、自分の原体験からビジョンを設定し、情熱を持って取り組むために常に頑張れるかどうかを考えながら進めます。 私の提案するビジョン駆動スタートアップの全体の流れは、以下の通りです。

  • 原体験を洗い出す
  • ビジョンを考える
  • 課題の仮説を決める

ソリューションまで考えているスタートアップも、この流れの説明を上手くできないと適切なアドバイスが貰えないので、すぐに答えられないなら考えておいた方が良いと思います。 例えば、学びを共有するかために人のつながりを作るサービスを作っていたら、相手には出会いが大切なサービスかと思われ 「出会いを作るならここんな人とこんな人会わせないと」のようになります。 相手も、どこをゴールに設定しているか分からないと、適切なアドバイスができないのです。

そして、情熱を持って取りくむために、大切なのが何か決めるときに毎回、「頑張れるか」を確認します。 「この課題の解決に頑張れるのか」、「この顧客セグメントのために頑張れるのか」などなど。

原体験を洗い出す

最初に、今まで自分が経験してきたことから印象深かったことや、人生に影響を与えたことを列挙します。 正の感情、負の感情問わず列挙します。時系列に応じて列挙すると、過去の記憶が戻りやすいのではないでしょうか。 また、他の人と一緒にやって紹介し合えば思い出すこともあるので、複数人でやって紹介し合うのもお勧めです。

例えば、「入院していた祖父に看護師さんが寄り添い熱心に看護してくれた」や、 「大学までは入試のための勉強として取り組んでが楽しくなかった」など。

ビジョンを考える

原体験を列挙できたら、そこから自分がどんな人になりたいか、事業としてどんなことに取り組みたいかのビジョンを考えます。 このとき、考えたビジョンに対して情熱を持てるか、頑張れるかを考えます。情熱を持って取り組む自信が無いなら、ビジョンかスタートアップを考え直すことをお勧めします。 ビジョンがゴール設定になるため、ここを説明することで自分がなぜ課題に向きあっているのか理解してもらえ、適切なアドバイスを貰いやすくなります。

例えば、原体験の「入院していた祖父に看護師さんが寄り添い熱心に看護してくれた」からは、 「看護してくれた看護師さんのようになりたい、入院している人をサポートしたい」をビジョンに。 原体験の「大学までは入試のための勉強として取り組んでが楽しくなかった」からは、 「もっと入試勉強の科目を楽しく勉強できるようにしたい」だったり、「世の中の全ての人が勉強を楽しめるようにしたい」だったりと設定する。

課題の仮説を決める

ビジョンから解決するための課題を設定します。ここは、ランニングリーンにあるリーンキャンバスの部分です。 世の中に解決すべき課題は山のようにありますが、ビジョンから自分達が取り組むべき課題を考えます。 最初に考えた原体験の部分は、おそらく自分や周りの人の課題が関わっているのではないでしょうか。そこから課題を持ってくることが多いのではないかと思います。 このとき、ビジョンのときの確認と同様に、考えた課題とそれを持っている顧客セグメントに対して情熱を持てるか、頑張れるかを考えます。

例えば、原体験の「入院していた祖父に看護師さんが寄り添い熱心に看護してくれた」から 課題が「闘病生活で精神的に落ち込む」だったり、 「大学までは入試のための勉強として取り組んでが楽しくなかった」では、「入試勉強が楽しくない」など。

自分ではない、身近な人が持っている課題を仮設として設定している場合には、仮説である課題が存在しているかを検証するところから始めましょう。

おまけ:ピボットのとき

和波さんのリーンスタートアップの説明動画では、男の子用に作ってきたサービスが女の子に使われているから女の子向けにサービスを変えてもいいですというピボットの例があります。 自分がそんな状況に遭遇したら、そのときには絶対に顧客セグメントが変わっているし使い方が違うが、自分のビジョンにあっているのか。情熱を持って取り組めるのかをぜひ考えてほしいと思います。

Flickrも大きなピボットをしているとこで有名ですね。

Flickrの最初のバージョンは、ゲーム内のインスタントメッセージに写真を貼り付けるために作ったもの。

http://chikawatanabe.com/2007/05/15/flickrcaterina_/

まとめ

情熱を持って取り組むためのビジョン駆動スタートアップを紹介しました。 自分の原体験をもとにして、ビジョンを持って、常にビジョンと照し合わせながら進めることで情熱を持って課題解決をできるようにします。 常にビジョンに照らし合わせて自分が情熱を持って取り組めるか考えることで、もっとやる気が出て良い物ができると思います。